母乳でもミルクでも、ママが楽な方法を。
赤ちゃんは、母乳で育てようと思いますか?それともミルクで育てますか?
わが家は、幸いなことに母乳が出る方だったので、完母で3人を育てました。
しかし、これにはこだわりがあったわけではなく、赤ちゃんと母体のバランスを調整したら、結果、完母になった形でした。
赤ちゃんを育てていると、「(母乳?ミルク?)どっち?」と聞かれることも多いのですが(しかも、その質問はほぼ興味本位なだけ)3人とも完母で育てた身としては…
正直、母乳でもミルクでもどっちでもOK!!
母乳でもミルクでも、ともに赤ちゃんは、元気に育ってゆくから、どっちでも大丈夫!!
お母さんが一番楽な方法で!!が本音です。(自分自身は完ミルクで育ってきています)
とはいっても、それぞれにメリット、デメリットがあります。
母体の状況、産後の状態によって、自然と母乳になるかミルクになるか決まっていくかもしれません。
ですが、赤ちゃんを産む前から、母乳育児ののメリット・デメリットを知っておくと、産後、すっごい楽になるのでは?と思います。
出産前に、私自身が知っておきたかった情報をまとめました。
母乳育児のメリット
1.コストがかからない
粉ミルク・哺乳瓶の消毒用洗剤を買う必要がない
2.手間がかからない
毎回、哺乳瓶を消毒する必要なし(夜中にミルクを作るのは意外と大変なようです)
授乳は服をめくりあげればいいだけw
3.ダイエットに一役買う
ママの消費カロリーが基礎代謝+500kcalとなるので、痩せやすくなります。
母乳は血液からできているので、身体を削って、赤ちゃんに栄養を提供しています。
軽微な差はありますが、授乳によって、産後半年で平均12kgほどの減量に成功しています。
全く特別な食事法、運動などを行なっていないので、全ては授乳のおかげ。
参考までに、それぞれの妊娠時、そして産後の体重変化を一覧にしました。
出産時 | 出産直後 | 産後一ヶ月 | 産後半年 | 断乳後 | |
第一子 | +13kg | +9kg | +3kg | −4kg | 元どおり |
第二子 | +15kg | +11kg | +6kg | +0kg | +2kg |
(ケーキ、揚げ物、お酒と、断乳後に楽しみすぎました…) | |||||
第三子 | +18kg | +14kg | +8kg | 産後3ヶ月現在 +5.5kg |
出産直後は、赤ちゃんと胎盤の分が減量しているので、実際は、出産直後の数字と比較すると、母体の変化が分かりやすいですね。
産後半年で、第一子は出産直後より13kg減、第二子は、11kg減、第三子は(産後3ヶ月現在)8.5kg減
特別に運動や食事制限をしたわけではないので、これは確実に、母乳育児の成果です!!
妊娠期間は、10kgぐらいまでの体重増加は問題視されないのですが、3回の妊娠全てが、それ以上だったので、お医者さんに注意、指導をかなり受けていました。
最初の妊娠から5年経っているだけあって、第三子の出産後は、体重の落ち方、脂肪の落ち方がかなり緩やかになってしまっている感覚があります。
なので、自分の体のためにも母乳は継続予定です。
目指せ!さらに−12.5kg!!(第一子妊娠前より、第三子妊娠前の方が、はるかに体重は増えていたのです…)
体格区分(非妊娠時) | 妊娠全期間を通しての推奨体重増加量 | |
低体重(やせ) | BMI 18.5未満 | 9〜12kg |
ふつう | BMI 18.5以上25.0未満 | 7〜12kg (注1) |
肥満 | BMI 25.0以上 | おおよそ5kgを目安 (注2) |
産後2ヶ月で+4kg
4.自然と粗食(健康に気遣った食事)になる
油ものやカロリーの高いもの、乳脂肪分が多いもの(揚げ物やお餅、ケーキなど)を食べると、母乳が作られすぎて母乳過多になったり、乳腺炎を起こしやすくなります(レオの場合)
これには諸説あって、食事は母乳、乳腺炎と関係ない、という説もあります。
(明確に母乳と食事を関連づける研究結果がない)
ですが、レオの場合は、トータル3年に渡る授乳生活において、食生活が母乳に直結していました。
5.出かける時の荷物が少なくて済む
哺乳瓶、お湯の入ったポット、粉ミルクのセットを回数分持ち歩く必要なし。
必要なのは、授乳ケープのみ。
(レオの場合は、授乳ケープやおくるみ、ひざ掛け、と全てに活用可能な、エイデンアンドアネイのおくるみを活用していました)
6.母乳を通して、免疫を赤ちゃんにあげられる
生後半年間は、母乳を通して免疫が出ているそうです。
赤ちゃんが離乳食を食べ進める生後1年の時には、ほぼ水分補給の役割になります。
7.幸せホルモン()が、母乳をあげている間に出る
自然と、必然的に赤ちゃんとのふれあい時間が増えるので、授乳中にホルモンが出ます。
目を合わせてあげることが大切と言われ、スマホをいじりながらだと、ホルモンが出ない、という説があります。
長い人生の間で、赤ちゃんとゆったりできる稀有な時間は、そうそう無いので、授乳時間を最大限にふれあいタイムに活用しても良いかもしれませんね。
母乳育児のデメリット
1.時と場所を選ぶ
哺乳瓶であれば、どこでもあげやすいのですが、レストランやカフェなど、やはり人目は気にしますよね。
2.乳腺炎になる可能性がある
ほんと、これ、痛い!!!
3.哺乳瓶拒否を起こす可能性がある→赤ちゃんを他の人に預けての外出が難しくなる
どこに行くにも、赤ちゃんと一緒なのは、時に疲れます。
たまには、友人と気兼ねなくお茶したり、と思っても、赤ちゃん同伴だとあまり落ち着けないことも。
生活リズムさえ把握して、うまくタイミングをつかめれば、寝ぐずりがランチやティータイムに当たることなく、食事やお話を楽しめます。
ただし、乳幼児がいけない場所、例えば、コンサートなどには連れていけないので、哺乳瓶に慣れておいてもらうと、ママは楽になりますね。
(ママが熱を出したり、体調不良になった時も同様)
4.ミルクよりも授乳間隔が短い→ママが休む時間が短くなる
母乳は頻回あげることが多いです。
確実に3時間空けなければならないミルクと比べ、消化が早いので、その分、回数は多くなります。
5.夜中に赤ちゃんが空腹になり、ミルク育児より起きやすい
4番と同じ理由で、夜中の授乳が発生します。
ミルクの子は、夜中もよく寝る子が多い、と聞きます。
6.鉄分不足になる可能性がある
乳腺炎のトラブルが一番辛い・・でも対策あります
私の場合、産後半年くらいまで、母乳過多の疑いがあるくらい出ていました。
母乳育児のメリットも感じつつも、デメリットにもかなり悩まされました。。
特に、デメリットの2つめ、乳腺炎にはかなり苦しみました。
乳腺炎とは?
乳腺炎(英: mastitis)とは乳腺実質(霊長類の胸部、他の哺乳類の乳房(Udder))の炎症。泌乳動物では産褥性乳腺炎、それ以外の動物では非産褥性乳腺炎と呼ばれる。乳腺炎は雄でも発生するが極めて稀である。炎症性乳癌と乳腺炎の症状は非常に似ており鑑別が必要である。
そんな、日々の恐怖から母体を助けてくれた「3種の神器・技」は
- 粗食←これが命綱
- ハーブティー←授乳中、ずっとお世話になっていました。心の支え!
- 助産師さんのケア←これとっても大事!!
まずは、暴飲暴食は厳禁!和食を中心として、油物の少ない食事を心がけました。
ケーキを食べると必ず2〜3時間後には乳腺がつまり、しこりができ、次第に白斑が見えてきて、そこから5〜6時間、つまりが取れるまで、徹底的に赤ちゃんに飲んでもらう、という流れを繰り返していました。
白斑になった時は、ハーブティーをいつもより多くのみ、食事は、さらにシンプルなものにし、詰まっている乳腺の部分をマッサージしながら、そこの母乳を飲んでもらうべく授乳すると、乳腺炎が早く解消しました。
が、これは、5年間の授乳経験を経て、会得したものでしたので、第一子出産後、授乳の最初の頃は、頻繁に助産師さんにお世話になっていました。
母乳トラブルにはハーブティーがおすすめ!
母乳トラブルには2種類あります
- 母乳が出ない
- 母乳が出すぎる
- 乳腺が詰まって、母乳が出てこない場所がある
→白斑、シコリができ、痛みが出てきてその箇所が発熱し、ひどくなると高熱を伴う。
私の場合、母乳が出ない、というよりも、母乳過多に悩まされていました。
ネットで検索すると、「母乳過多」は、「出ない」という悩みより少ないようで、あまり情報もヒットしませんでした。
その中で、解決策としてたどり着いたのが、このハーブティー。
毎回、乳腺炎を発症させて、助産師さんにお世話になるのもお金がかかるし、行くのも面倒だし、何より、おっぱいが痛いし・・・
でも、たまには、チキンとか天ぷら、ケーキやチョコも食べたい!!という願いを叶えてくれたのが、これでした。
母乳量の調整と、詰まりにくくする効果を実感できます。
また、たんぽぽ茶なども含めて他のお茶、他の会社の商品なども色々試した中で、一番飲みやすく美味しかったので、授乳中はずっと飲み続けました。
母乳育児にかかる費用
母乳のコスト
基本的にタダ!!かかるとしたら、助産師さんのケア¥3,000~¥5,000 /回
ハーブティー
ひと月に一袋だとして、2,000円弱(実際は、飲まない日も月に数日会ったので、ひと月半は、もちました、よって、1,500円くらい)
対して粉ミルクのコスト
粉ミルク
生後1ヶ月まで 約3.5缶
生後3ヶ月まで 約4.5缶
生後1歳まで 約5缶
1缶2,000円くらいなので、ひと月に7,000円〜10,000円のコストとなります。
(参考サイト)
定期的にかかるコストとしては、ミルクの方が断然かかります。
ズボラでケチなレオは、第一子を出産した病院が、母乳育児推奨の病院で、かなり厳しい授乳指導があったのもあって、母乳メインとなりました。
ズボラでないママさんだったら、母乳とミルクの混合にすると、基本的にはコストは抑えられ、かつ、子供を預けることができるので、一番おすすめかもしれません♪
夜、寝かしつけの前だけミルクにして、しっかりと夜中に寝てもらう、という話はよく聞きますよ〜。